大野こども園LunchBlog

大野こども園の給食を紹介します。

給食だより 2024年3月

早いもので、今年度も残りあと一ヶ月となりました。
徐々に気温が上がり、寒さの中にも少しずつ春の暖かい日差しが感じられるようになりました。
今月は卒園式も控え、1年間の人気メニューを多く取り入れた献立にしました。
年長さんにとって残りわずかな大野こども園の給食の時間を楽しく過ごしてもらいたいと願っています。

【今月の新メニュー】

  • 4日 春キャベツのしらす和え
  • 6日 春キャベツのうま塩スープ

【旬の食材:春キャベツ】
春キャベツとは、秋に種をまき、春から初夏にかけて収穫されるキャベツのことを言います。
冬キャベツが楕円形で葉が硬く、しっかり詰まっているのに対し、春キャベツは丸い球形で葉の巻がゆるく、ふんわりとしています。
冬キャベツの葉は厚みがあり、生で食べるとぱりぱりした食感があります。
春キャベツの葉は水分を多く含み柔らかいため、生のままでも美味しく食べられます。

「ビタミンC」
皮膚や血管の老化防止や免疫力を高める働きがあり、風邪予防に効果的です。春キャベツには、冬キャベツの1.3倍のビタミンCが含まれています。

「ビタミンK」
血液凝固の促進や骨を丈夫にする働きがあります。

「食物繊維」
胃腸の働きを整える働きがあり、便秘の解消に役立ちます。
キャベツの栄養素であるビタミン類は水に溶けやすい性質を持つため、生のままサラダなどで食べると無駄なく栄養素を摂取することができます。加熱する際は、スープなどにすることで溶け出した栄養素も逃さず食べることができます。
春キャベツを食べて、冬キャベツとの違いを楽しんでみてください!

(使用メニュー)
春キャベツのしらす和え、春キャベツのうま塩スープ

【2日 おにまん】

節分のおやつに「鬼」にかけて「おにまん」を提供しました。

「おかわり!」とたくさん食べる子や、「なんで鬼なの?」と興味を持ってくれる子がいました!

【14日 ココアマフィン】
バレンタインのおやつにココアマフィンを提供しました。

「これは何が入ってるの?」と材料に興味を持ってくれる子がいたり、「おいしい!おかわり!」と元気に食べたりする姿がたくさん見られました!
今回はカップで提供したため、カップの底についたマフィンを最後まで一生懸命食べていました!

【今月の行事食】

  • 3月3日 ひな祭り

ひな祭りは、女の子のすこやかな成長と健康を願う3月3日の「桃の節句」の行事のことです。
節句にはもともと男女の区別はないのですが、江戸時代に男の子のお祭りとして親しまれた端午の節句に対し、上巳(桃)の節句は優雅な女の子のお祭りとして楽しまれるようになりました。
旧暦の3月3日は、ちょうど桃の花が咲く季節なので、「桃の節句」と呼ばれています。桃の木は、病魔や厄災を寄せ付けない不老長寿の仙木とされ、とても縁起のいい植物です。

「ひしもち」
ひしもちの3色にはそれぞれ、すこやかな子に育ってほしいという願いが込められています。

  • 桃色(赤):魔除けを願うもの。クチナシの実には解毒作用もあります。
  • 白:子孫繁栄、長寿、純潔を願うもの。血圧を下げる効果がある菱の実を入れます。
  • 緑:健やかな成長を願うもの。厄除け効果があるよもぎを使います。

この3色がひな祭りの色として定着しており、今でも多くの人に親しまれています。
給食でも桃の節句を感じて欲しいと考え、お昼に「ちらし寿司風混ぜご飯」、おやつにひしもちに模して、「3色蒸しパン」を提供します。