暦の上では春を迎えますが、1年で最も寒い日が続くといわれる2月。
寒い日々が続き、空気が乾燥しているとインフルエンザや風邪をひきやすくなります。バランスの良い食事を心がけ、寒い2月も元気に過ごしましょう。
また、2月は節分やバレンタインデーなどにぎやかな行事があります。給食からも行事に触れられるような献立を考えています。
【今月の新メニュー】
- 1日 カリフラワーのソテー
- 16日 鶏肉の中華丼
- 19日 カリフラワーのツナサラダ
【旬の食材:カリフラワー】
色は違うものの、見た目がそっくりなカリフラワーとブロッコリー。どちらも「アブラナ科」に属する野菜でキャベツの仲間です。
ほくほくとして崩れやすいブロッコリーに対して、カリフラワーはコリコリとした食感があります。ブロッコリーと見た目が似ているのに食感や色が異なるカリフラワーは、ブロッコリーが突然変異で白くなったものを品種改良して生まれたといわれています。
「ビタミンC」
ブロッコリーに比べると含まれる量は少ないですが、淡色野菜の中でも特に豊富に含まれています。また、加熱しても栄養はほとんど逃げず、ゆでた後のビタミンCはブロッコリーとほぼ同じ量になります。
ビタミンCには、美肌効果、疲労回復、免疫力を高める働きがあります。カリフラワーは葉物野菜より一回に食べる重量が多く、つぼみの部分には茎の部分の倍以上のビタミンCが含まれているといわれ、ビタミンCをとるのにとても優秀な野菜です。
「カリウム」
カリウムは余分なナトリウムを排出する働きがあります。ナトリウムの摂りすぎによっておこる高血圧やむくみ解消に役立ちます。
「食物繊維」
食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防をしてくれます。また、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きもあります。
カリフラワーの茎には甘み成分が含まれています。しかし、この成分は水に溶けやすい性質を持つため、調理はブロッコリーと同じく電子レンジや蒸し器を利用するのがおすすめです。また、ゆでる場合は大きめに房を切ると水に触れる面が減るため、栄養を逃がさず調理できます。
カリフラワーは茹でるだけでなく、ピクルス、ポタージュ、炒め物や煮つけなど幅広く調理することが出来ます。様々な調理法で旬のカリフラワーを食べて風邪に負けない体づくりをして元気に過ごしましょう。
(使用メニュー)
カリフラワーのソテー、カリフラワーのツナサラダ、野菜グラタン
【30日 りんごのホットケーキ】
りんごのコンポートを混ぜ込んだホットケーキを提供しました。
「りんごが入ってるね」「いっぱい食べたよ!」「2回もおかわりした!」
クラスに様子を見に行くと、子ども達がおやつの感想をおしえてくれました!
12月には生のりんごをホットケーキに入れましたが、今回はコンポートにしてから生地を焼き上げました。「甘くて美味しいね」と気に入ってくれる子が多くいました!
【今月の行事食】
・2月3日 節分
節分は年に4回あり、春夏秋冬の新たな季節に向けて厄払いを行う日でした。その中でも「立春」は旧暦において新年が始まる日、とされ特に大切にされてきました。季節の変わり目は病気や災害が多いとされ、昔の人たちはそれを「鬼」に見立て、「鬼」を追い払い「福」を呼び込むために豆まきが行われています。豆には「魔」を「滅する」という意味があり、豆まきに炒った豆を使用するのも、「豆を炒る」を「魔の目を射る」と掛け合わせているそうです。
給食でも節分を感じて欲しいと考え、お昼には大豆を使用した「大豆入りツナごはん」、おやつには「鬼」にかけて「おにまん」を提供します。